日本の技術でF1が変わる!?NTTコムとマクラーレン・ホンダが技術提携へ【トレラボ(トレーニング・ラボ)】

2016.8.5 TECHNOLOGY ,
日本の技術でF1が変わる!?NTTコムとマクラーレン・ホンダが技術提携へ

千分の一秒単位の差が勝敗を分けるF1の世界。ここでは、ドライバーの技量や組織力だけでなく、テクノロジーやエレクトロニクスの分野で頭ひとつ抜け出せるかも勝利を呼び込む重要な戦略と言えます。そんな中、名門マクラーレン・ホンダが日本の通信企業と手を組み、F1の世界に新たなテクノロジーの風を巻き起こそうとしています。日本の技術力が勝利を呼び込むのか?期待と注目が高まります。

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F1の雄×日本のメジャー通信企業

 

マクラーレン・ホンダとNTTコミュニケーションズ。両者はいずれも、ワールドクラスの名門であり、それぞれの業界で大きな実績を残しています。活躍する業界は異なれど、両者による“チームプレー”は、F1界に大きな技術革新の流れを生むことが予想されます。

マクラーレン・ホンダといえば、アイルトンセナを要してFIの黄金期を築き上げた名門チームです。2015年に再結成を果たしたことで大きな話題を呼びました。マクラーレン・レーシングで収めた勝利数は182勝。これは今でもF1界で最多の勝利数を誇ります。

NTTコミュニケーションズもまた、長年日本の通信網を支えてきた輝かしい実績を誇ります。経験に裏打ちされた技術力の高さには世界でも定評があります。

 

F1にIT?マクラーレンが欲した技術とは

 

F1は“情報の戦い”ともいわれます。路面状況やタイヤの減り具合など、あらゆる状況を計算したうえで走行データを積み上げ、タイヤ交換のタイミングを図り、一周あたりのマシン速度などを調整します。これらを確実に実行するには、膨大なデータを瞬時に解析して伝達処理するネットワークの構築が不可欠になるでしょう。

今回のテクノロジー・パートナーシップ契約は、こうした課題をICT基盤構築によって解決することが目的です。NTTの技術力を生かした通信基盤を活用することで、F1マシンに数百と取り付けられたセンサーから出されるデータをリアルタイムでピットに伝達することが可能に。その情報をもとに、ピットスタッフたちが車体のセットアップを行い、“勝てるマシン”に仕上げていけるようになります。

マクラーレンのロン・デニス最高経営責任者(CEO)も、NTTの技術力に高い信頼を寄せていて、「大容量のデータを安定的に処理するネットワークができれば、勝利に不可欠なデータに素早くアクセスすることができる」と語っています。

 

 

モータースポーツ界の技術革新に期待

 

今回のマクラーレン・ホンダとNTTコミュニケーションズのパートナーシップ契約の締結は、モーターレーシング界の技術革新となる期待が寄せられています。それは、NTTコミュニケーションズ・庄司哲也社長の「私たちの働きがモータースポーツの変革になると信じている」という力強い意気込みにも表われているでしょう。日本の技術力で革新を起こし、F1の再ブームが到来するといいですね。

【Reference】http://www.jiji.com/jc/article?k=2016072300045&g=spo