VRで野球!? プロの現場に登場の未来システムでトレーニングが変わる!【トレラボ(トレーニング・ラボ)】

2016.9.23 TECHNOLOGY ,
VRで野球!? プロの現場に登場の未来システムでトレーニングが変わる!

昨今のVRテクノロジーの発展は目覚ましいものがあります。そんな中、ついにVRのシステムをスポーツに活かす計画が発表されました。それが、NTTデータ開発のプロ野球選手のトレーニングシステムです。果たして内容は? そして効果は? 詳しく見ていきましょう。

 

スポーツ一人称視点合成技術が掴む“野球の動き”

 

プロ野球はもともと、データ活用が盛んな業界として知られています。これまでも、球速、ダッシュ回数・速度、ボールの保持時間など、さまざまなデータが選手強化に活用されてきました。しかし、これらは比較的単純な情報でしかありません。そのため、より精緻な情報をフィードバックできる技術開発が、かねてより期待されていました。

「プロ野球選手向けトレーニングシステム」はそうしたプロ野球業界の悲願を叶える存在です。同システムはNTTメディアインテリジェンス研究所が開発した「スポーツ一人称視点合成技術」を採用しており、従来は難しかった複雑なデータの活用を可能にしています。

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まるでバッターボックス!? 球場を完全再現

 

このシステムは、球場のバッターボックスからの視点を完全に再現しています。ヘッドマウントディスプレイを装着すると臨場感のある球場の様子が広がり、視点の先には試合中のように投手が立っています。

投手から投げられるボールも限りなくリアル。立ち位置や頭の位置によって変わるボールの軌道も再現していますので、ヘッドセットを装着する選手が違っても有効なトレーニングになります。

なお、コンテンツ作成が容易なのも本システムの特徴です。これによりプロ野球の膨大な試合数にも対応できる見込みです。

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未来はメジャー選手もVRで

トレーニング?

 

本システムの品質チェックを担当したのは、あの楽天野球団。2016年シーズンには、実際に選手がヘッドマウントディスプレイを装着し、実験と検証を繰り返してきたそうです。その結果、プロの現場でも有用なシステムであることが立証されたのだとか。

NTTデータは、本システムを商用サービスとして2017年から本格提供する予定です。これが実現すれば、世界初となる実用的なプロスポーツ選手強化VRシステムの誕生となります。メジャーリーグの選手がこのシステムでトレーニングする、といった未来もそう遠くないかもしれません。

【Reference】http://svrinfo.jp/detail?p=168532